こどもをめぐる不幸

それにしても悲惨。三歳の男の子が母親の愛人?に一時間半(もっとひどいはず)も暴行され、なくなってしまった大田区の事件。もう今ではしょっちゅう見かけてしまう記事。命の大切さからいえば、一面トップでもおかしくないはずの事件が、このごろじゃ社会面でも小さい記事。私が暖かい部屋でのんびり過ごしていたかもしれない、その時間に、この男の子は逃げ場のない空間と圧倒的な弱者の立場に捨て置かれ、助けもないまま、どれほどの痛みと恐怖に苦しんでいたのでしょうか。ちょっと包丁で指を切ってしまったり、駅の階段踏み外して捻挫しただけでも何日も痛いのに。こどもの6人に1人が満足に食事できない時代。一方で沢山の食品が破棄されていますよね。これなどはしくみで何とでもなるはず。大人にとって”こども”は弱者だった昔の”自分”です。