在宅勤務でもお弁当

コロナ禍がもたらしたもの、在宅で仕事をしたり、趣味のために学んだり、その準備をしたり、と家で大抵のことができるようになった。

気分転換にランチに出ることもあるけれど、大抵は娘のためのお弁当と一緒に、自分の分も詰めてしまう。午前中にある程度作業に目処がついている時は、ご苦労さま気分も多少はあって、ランチに出るのも良い。そのまま、午後の活動に出発もしやすい。

作業が軌道に乗っている時や、午後にも作業や仕事が長引きそうな時、私はそこでランチを作り始める気が起きず、適当なもので済ませてしまい、なんだか物足りない感じがして、作業効率が落ちてしまうのだ。さっと取り出してパッと済ませても、それなりに充実感があって、お弁当は自分に良いことをした気になるからおすすめ。最近のランチは高いし。

かのブラームスは、公職を退くと、朝は早朝五時位から創作に入って、午前中それに没頭し、午後はゆっくりランチしてから、散歩や図書館など、充電に充てていたとか。理想的だ。朝食抜きは出来ないし、朝の家事もあるから真似するのは無理だが、仕事や作業は午前中に集中して、午後は気の向くままに過ごせたら。こんな一日の使い方って中年から老年期の特典だと思う。午前は充実の個人作業、午後は社交や充電。人生の秋はそんなふうに過ごしたい。