安倍首相は大統領?!

ついに任期中の改憲の意向を示した安倍首相。まるで直接国民から選ばれた大統領にでもなったつもりなのか、勝手に自身のやりたいことをやり放題です。以前国会で「最高責任者は私だ」発言がありましたが、森達也氏はその著書で”そもそも最高責任者であるということは決定権をすべて持つということを意味しない。”と述べてこの発言を批判しています。私たちは何もかも、すぐに忘れすぎではないでしょうか。先の大戦で多くの人(国内外問わず)を無念の死に至らしめた本当の責任はどこにあったのか、原発事故が起き、もう以前の福島に戻すことはできないということの事実を知り、なぜそのようなことになったのか、忘れていないでしょうか。失敗や不愉快なことは個人のレベルであればいつまでもくよくよしているのは、自身の人生にとってマイナスなこともあるでしょう。でも、国家が起こすことはその結果があまりに大きな影響を与えるから、記憶し続けることが反省するということです。あやまったからそれでいいじゃん、というのではまるで小学生の喧嘩と同じレベル。そして、国家が起こすことは私たち一人一人が起こしたことの総量が集まって起きたことです。だから、私たち一人一人が真実を知ろうと努力し、正しい選択を積み重ねていくしかないのだと思います。戦争は9条があるからしてはいけないのではなく、人をあやめることは人の道に外れるからしてはいけないのです。今の日本のように、真に反省することなく集団的自衛権をどの国でも行使したり、事故原因の究明すら終わっていないのに原発再稼働、原発輸出をしたら、本当に国が消滅してしまうかもしれません。今、笑っているのはバカだけだ、とも言われます。日々の些細な喜びには多いに微笑む自分でありたいと思います。が、一方で依然のように無党派層を決め込んで政治にも無関心であった自分をバカであったと思い返し、今はバカではいけないと努力しようと思います。