何もかも投げ出したくなりそうになる一歩手前ですること→料理

こんな地震の巣窟国土に”永遠に消える事のない火”原発を何十基も抱える上に廃止できず、オリンピックのためにコロナ対策をしない政府なのに、支持率40%とか、国会は誰それがだれとご飯を食べてどっちが一万円払った、とか何とか。地球環境もやばい。今度はマイクロプラスチックが人類の脅威だそうですよ。人類がため込んだコンクリートと鉄とゴミの山は地質学で新たな地層をこしらえて、”人新世”という地球史を形成してしまうほど脅威なのだそうな。

もう私ごときにできることはないな、とふと嫌になって諦めてしまいそうになり、悲嘆に暮れてしまいそうになる。私個人ごときにやれることはないな、と呆然。

料理家、土井善晴氏「資本主義にある貨幣経済と言う合理主義では、料理はしなくていい、とうことになる。実際お金を出せば美味しいものは食べられる。いつのまにかお金を出す人が偉くなって、お金さえあれば何でもできるって。そんなことはない。」「食事を作ることは、地球環境を考え、いたわること、過剰な経済最優先を抑えること、自立すること、人間の創造の始まり」、

朝日新聞編集委員高橋純子氏「自分のため、家族のために食事を整え、栄養バランスを考え、どの器に盛ろうかと思案する、そんな日々の生活も実は政治とつながっていて、閉塞感で一杯の既存社会と言う大型客船にしがみつくのではない、船を飛び降りる準備運動をしているようなもの」「面倒でも、時間がかかっても自分の頭で考え、自分で選択することを諦めてはいけない」

アーチスト、坂口恭平氏「料理は共同体の始まりであり、料理は政治で政治は料理。あらゆる創造の源が料理であり、歓喜の源。」

料理。作り続けています。もう習慣。背中を押してもらい有難い。今日もキッチンにまずは立とう。そこがスタート、そこから考えよう。

台所の窓から何も見えないと思ってはいけない。あらゆることが見える。そう思い続けて30年過ぎて来た。僭越ですがやっとそんな思いを確信に替えてくれる著名人の声に出会う事ができるようになりました。